羽生結弦は、白がよく似合う…アクア「創新」の白、宝石のような白、真っ白な心のままに

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白は再生の色、多くの心を新たに創る
羽生結弦は、白がよく似合う。
白鳥、ロミジュリ、SEIMEIーー白が基調、というならもっとある。いまさら各々を取り上げるまでもないが、羽生結弦は、白がよく似合う。ダニーボーイはその最たるものだ。
もちろん、白以外もよく似合うというか、なんでも似合うというか何を着たって羽生結弦の色になるのだが、でも「羽生結弦の色」、私の中では白だ。私の中では羽生結弦は何を着ても白だ。

初桜誰の日記も次は白(※1)
私の作品「我らの時代」にある句だが、日記の次のページは真っ白、あたりまえの話で、既書きの古本や子どもがいたずらをしたのでもなければ白紙だろう。しかし、このあたりまえにこそ未来がある。希望がある。
仲春の季語、初桜の「初」とは人からすればその年の「初」に過ぎないかもしれないが、桜の一生からすれば再び咲いた挑戦の証である。いわば桜とは再生の物語である。
私の目の前にある白ーーそれもまた羽生結弦の白だ。
6月、幕張で開催されたハイアールグループ・AQUA(以下、アクア)のイベント「AQUA体感フェア」の一環として私たちの目の前で初お披露目となったわけだが、アクアのブランドアンバサダーとなり公開された『アクア「終わらない挑戦」篇』の真っ白な衣装ーー白馬の王子様というおとぎ話の喩えがあるが、白馬と王子すべてがこの衣装に凝縮されている。
ある意味、おとぎ話における白馬の王子もまた主人公=女性の再生を意味する。彼と出会って恋に落ち、再生するのだ。白とは再生の色である、それは当事者のみならず、多くの心を新たに創る。希望と未来と共に。
日本における現代の喪服は黒だが生と死は本来、白で表すものだった。『日本書記』にも残る白の装束とは命の再生であり、その覚悟であり、その先の希望であった。
白鳥、ロミジュリ、SEIMEI、そしてダニーボーイと私たちがそれらを想うのは数千年の「白」の文化がいまも息づいているからと言っても過言ではない。